ガンに関する週刊誌の記事を読んで。

週刊文春3月29日号に興味深い記事が載っていました。
『医者には診せない 苦しまずに死ねる 自然な最期』という見出しで、ジャーナリストの塩田芳享さんが書いています。ベストセラー『大往生したければ医療とかかわるな(幻冬舎 中村 仁一 著)』の解説を中心に、今までの常識では思いもよらなかった新しい選択肢を提示しています。

まさしく、我が意を得たり! という感じです(正確には我が意でなく、自然形体療法の意ですが)。正確には概ね正解! ですが(笑)
記事の内容を紹介しながら自然形体療法の考え方も併せて紹介します。

さて、まず『大往生したければ……』で紹介されている実話を紹介します。それは、

老人ホーム「同和園」に入所している高齢者のうち、ガンに罹った52人全員が、一切病院の治療を受けなかったにもかかわらず、痛みが全くないまま安らかな死を迎えることができた。

ということです。

今までの常識では、「ガンは痛い病気」であり、「治療しないと、末期ガンの最期は地獄の苦しみを味わう」、とされてきました。だから高齢者であって、本人も家族も、いつ死んでもいいと思っているのだけれど、ガン治療を行わなかったら最期は苦しむから、病院で治療したり最後は麻薬で痛みを紛らわせる、といいうことが当たり前のように行われてきました。

ところが、「同和園」では本人とその家族の希望によりガン治療を一切行わず〝放置〟したにもかかわらず、例外なく痛まず、安らかな自然死を迎えられているのです。

これはどういうことか? という疑問を持つまでもなく、自然形体では数年前から「ガンは痛くない」と言い続けてきました。もちろん、山田先生の教えです。「ガン細胞自体は痛みを発しない」ということですね。
もし、ガンそのものが痛ければ、初期のうちに自覚症状があるでしょうから、発見が遅れることはないはずです。逆に言えば、痛みが無いから発見が遅れるのです。
もちろん、ガンにかかって全く痛みが無いわけではありません。矛盾しているようですが、この場合の痛みとは、ガン細胞以外の痛みです。ガンが大きくなって正常な組織を圧迫したりして正常な部分が痛みを覚えます。あるいは内臓のガンであれば、内臓の機能を損ねたりすることで自覚症状が出てきます。
最終的には、ガンに邪魔をされたために生きる機能が阻害されて死に至ります。言ってみれば衰弱死ですね。

このガン以外の痛みの実例も記事で紹介されています。
99歳の女性が首にしこりができました。これはどこからか転位してきたガンと診断されました。しこりが大きくなって痛みが出てきましたが、冷却シートでその痛みは治まったそうです。ガンの痛みが冷却シートで治るはずもなく、これはしこりが急速に大きくなったために皮膚が引っ張られて起きた痛みと診断されました。

私の身近な例でも、末期のすい臓ガン患者の腰痛が、通常の腰痛治療で痛みがなくなったことがあります。呼吸困難な状態になったのに、施術で一瞬にして元気モリモリになった例があります。今まではガンのせいだと思われてきた痛み・苦しみが、実は痛みそれぞれに個別の理由があるという一例です。

文春の記事では、最後に「なぜ痛みが無いのか? これは人間が本来持っている自然緩和力(脳内麻薬等)のせいではないか」と解説しています。
う~ん、惜しい(笑) まだ分かっていませんね。ガンそのものが痛いと考えているからそういう結論になります。

ガンになったのに気がつかず、やっと手術で開腹してみたら、手の施しようのないほどガンが転移・増殖していて、余命1か月と診断された。などという例はよく聞きます。しつこいようですが、ガンが痛かったらもっと早い段階で苦しむことでしょう。ガンは痛くないから、放っておいたら発見が遅れる、これが真実です。

たとえ僅かであっても生きる可能性にかけるのであれば、病院でガン治療を受けることは否定しませんし、ある意味、当然のことでしょう。自然形体療法で確実にガンを退治できるとはまだ言い切れませんから(理論的には可能と思いますが、臨床例が少なすぎます)。

こんなことを言っておいて、もし自分がこの歳でガンになったら? これは非常に難しい問題ですね。初期の胃ガン程度なら手術するかもしれません。手っ取り早いし。
でもかなり進行していたり、手術できないところにガンが見つかったら? 
このときは抗がん剤や放射線治療などは拒否するでしょう。まず自然形体療法にかけてみて、それが間に合わなかったとしても、苦しまない安らかな死を選択します。ぎりぎりまで、そこそこ元気で(笑)いたほうが、残される家族にどれだけ愛情を注いでやれることか! 看病してもらったり心配かけたりするより、自分が動けるうちに色んなことをしてあげる方が本望ですね



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