痛みの場所はオスグットだけれども……(中2 女子 陸上)

整形外科でオスグットと診断され、約10日目に来院されました。
この症状では、かなり早めの方です。やはり紹介があると来院までがスムースですね。

痛む場所は右膝の脛骨粗面の部分で、圧痛はありません。
陸上のクラブチームで短・中・長距離と幅広く頑張っていますが、スピードを上げて走っているとだんだん痛みが出てくるそうです。
立位から膝を曲げていくと、大腿部が水平くらいまでになっても痛くなく、「痛くないけど、これ以上は曲がりません」と言うので(腿の前側が伸びないのかな)と思いました。
しかし、実は腿が伸びなくてしゃがめないのではなくて、足首の可動が悪くてしゃがみ過ぎると後ろにひっくり返るから、ということでした。
いわゆる(足首が固い)という状態です。でもこれは、足首の関節が硬いのではなくて、ふくらはぎが過労のため縮んでしまい、足首の可動を制限しているためです。
よくスポーツの指導者の中にも、「最近の子供は足首が硬い子が多い」と嘆く人を見かけます。
しかし、実は自分の指導で筋肉を固くしてしまったんだ、ということに気がついていないようです。

痛みの出る状況や治療時の状態からすると、オスグットではないのかもしれません。ジャンパー膝だともう数センチ上方のあたりが痛いことが多いです。では何かということになりますが、あまり重要な事ではありません。
どんな病名等がつけられようとも、子供のスポーツ障害に共通して言えることは、練習のやり過ぎ(やらされ過ぎ)で筋肉が固く縮んでしまっているということです。
固く縮んだ筋肉を、無理に使い続ければ必ず痛みになって帰ってきます。身体が悲鳴を上げているわけです。
縮んだ筋肉は身体も歪め、されに血行を悪くして体の細胞を栄養不足にします。この子も、足首周辺が異常に冷たくなっていました。
こんな状態で記録や勝利を求められる今の子どもたちは、本当に可愛そうです。気力や根性でカバーできる範囲を超えています。

さて、治療をひととおり終えましたが、スピードを上げて長く走らないと痛みがでないということなので、治療前の痛みがどう軽減したかは確認出来ません。
「大丈夫だと思いますが、もし走ってみて痛みがあったら来てください」と伝えて終了しました。

それから一週間後にメールがありました。治療後は全く痛みがなくて良かったのですが、6日めに県選抜の練習会で通常の倍以上走ったら痛みが出たということです。
急きょ、治療することになりました。初診の時と違って足は冷たくはなかったのですが、筋肉はまた固くなっていました。
治療することでまたしばらくは良いでしょうが、ちょっと継続してメンテナンスしたほうがいいようです。
ただ、痛みが再発するまでの間は身体も軽く、コーチが「膝が痛いって言っていたわりに、随分調子がいいじゃないか!」とビックリしていたそうです。
治療でコンディションを整えて、もっとびっくりさせてあげましょう(笑)





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大会間近、校内の階段ダッシュで捻挫。(陸上、中1男子)

新潟では冬期間、屋外で走られないことが多く、階段ダッシュは大事なトレーニングの一つ。でも狭いところを複数の部が走るので、何かと大変です。
陸上大会を十日後に控え、階段ダッシュの真っ最中、踊り場で野球部の一団を追い抜こうとした際に滑って左足を捻挫しました。
スポーツでの捻挫は、圧倒的に足首を内反して起こるのが多いのですが、今回は外反。
四年ほど前、小学生の時にも足を傷めましたが、当院ですぐに回復したことをお母さんが思い出し、メールで予約されました。

来院時は捻挫して五日目でしたが、しっかり足をついて歩くことが出来ず、ベッドに座った状態でも足底を床につけると痛みで顔を歪める状態でした。
しかし腫れや内出血の様子は見られず、熱もありません。外側の踵~くるぶし下~甲の広い部分に触れるだけで痛い圧痛があります。
「来週の大会に間に合いますか?」と聞かれましたが、練習はともかく試合は難しいかな、という印象。

「骨折はないと思いますが、レントゲンは撮ったのですか?」と聞くと、
「いえ、初めからこちらに来るつもりでしたので、医者には行っていません」とお母さん。
おっと、これは責任重大ですね。よし、信頼に応えなければ=3

まず、広い範囲の圧痛を取らないと先に進めません。
時間を掛けて圧痛を無くします。
次に関節のズレの痛みを確認しながらそれを調整。治療後は歩いてもつま先立ちしてもも痛みなし。
大会に間に合わせたいので、翌日も予約。

翌日は普通に歩いてきたので、私も一安心。
痛みを確認すると、つま先立ちでちょっと痛みを感じました。通常は動作時のズレを調整するのですが、(もしかしたら)と閃くことがあり、まず最初に患部と全ったく違う、ある部分を調整してから痛みを確認してみます。
すると、つま先立ちしても痛くない! これは凄い! わずか30秒足らずで捻挫の後遺症とも言える痛みが消えました。
残った時間は、試合でベストを尽くせるよう、全身の調整となりました。
全ての治療後は、連続ジャンプしても問題なし。
良かった、大会に間に合いましたね。がんばって下さい!

○余談
あまりにも劇的に回復したので、顧問の先生が「どこの病院へ行ったのか?」と聞いてきたので、(怪しまれたのかな?)と思っていると、先生も痛いところがあるらしく、自分が行きたいから教えてくれということだったとか(笑)
生徒の紹介で先生が来るのも、ほほえましい話ですね。まだ連絡ありませんが(笑)



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プロフィール

ひろた自然形体療法院

Author:ひろた自然形体療法院
 
院長氏名:廣田正博
所在地:阿賀野市小浮847番地

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